のぶさんのデジカメ散歩

リタイア後の気侭な人生、デジカメ散歩を謳歌してます。
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日本の伝統 2016 新春

本店ショーウィンドーギャラリーは、改修工事のためしばらく休止となりました。
そのために、千葉みなと本部ショーウィンドーギャラリーでの展示を代わりに紹介させていただきます。多少展示方法が異なるようです。

              日本の伝統 20160121-000

京葉銀行ショーウィンドーギャラリーでは、「日本の伝統」というテーマで、私たちの暮らしの中にみられる伝統的な良きものをご紹介しています。
今年度は、言葉やフレーズで「春・夏・秋・冬」の季節の色を表現し、関連する伝統的な工芸品などをご紹介してきましたが、今回が最終回となりました。
日本に数多く存在する、季節を感じる良き伝統や文化、そしてそれを支える豊かな自然。これらを五感で感じると、四季に包まれて生きている私たちは、それぞれの季節が自然と脳裏に滲み出てくることでしょう。木枯らしが冬の到来を告げると、いよいよ寒さが身にしみる季節となります。そんな厳しい季節でも、美しく咲く冬の花や自然の新たな息吹を敏感に感じ、正月や節分などの伝統行事を楽しみながら春を待つことが、日本人の心の文化ではないでしょうか。ショーウィンドーを通じて、早春に向けた日本の伝統と文化を感じていただければ幸いに存じます。

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冬言葉/冬色
『お正月』/漆黒色(しっこくいろ)
「正月」とは、歳神様(としがみさま)という新年の神様をお迎えする行事のことを指します。重箱に入れられたおせち料理もその神様のおもてなしのひとつです。深みと艶のある重箱の黒色は漆黒色とよばれ、その重厚さが、紅白や金などの料理の色をより一層引き立てます。

『書き初め』/墨色
新年に初めて毛筆で文字を書く「書き初め」。吉書(きっしょ)、初硯(はつすずり)などとも呼ばれます。墨色は「墨の五彩(濃、焦、重、淡、清)の“焦”にあたる黒に近い灰黒色(かいこくしょく)のことです。昔は和紙に硯で擦った墨を含ませた毛筆を滑らせることが日常でした。

『冬日和』/紅緋色(べにひいろ)
穏やかな冬晴れを指す厳冬の季語「冬日和」。陽射しに誘われて散歩してみると、庭先に咲く梅やロウバイの花や公園で紅緋色(黄みのさえた赤)の凧揚げを楽しむ親子の姿が、思いがけずに目に飛び込んできます。寒さを忘れる悦びのひとときです。

『七草粥』(ななくさがゆ)/草色
年間の無病息災・豊作を願って、1月7日に春の七草を食する「七草粥」。春の七草とはセリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロのこと。白い粥に垣間見える草色(くすみのある濃い黄緑色)が、健康効果を感じさせてくれます。

『牡丹雪』(ぼたんゆき)/牡丹色
古来から絢爛(けんらん)な色と形から富貴の花として愛された牡丹。伝統色の牡丹色は鮮やかな赤紫ですが、実際の花の色は白やピンクもあり、さまざまです。「牡丹雪」とは牡丹の花びらのような大きな雪片(せっぺん)として降る雪のことで、晩冬の牡丹雪をみると、いよいよ春も近いと感じさせてくれます。

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重箱 (じゅうばこ)
ハレの日の料理を入れる重箱。二重から五重にも重ねられ、上には蓋が付き、漆塗りが施されているものが主流です。最たるハレの日である正月には、重箱に入ったおせち料理が卓に並びます。
展示品は会津塗の老松沈金(おいまつちんきん)四段重。沈金は塗面を削り、そこに金箔や金粉を入れる加飾技法。沈金の老松と塗りの漆黒が見事なコントランスを見せる豪華絢爛(ごうかけんらん)な重箱です。
会津漆器は古くから漆の産地だった会津の地で室町時代より育まれてきた伝統工芸品で、津軽塗や輪島塗よりも前から盛んでした。水がしみにくく、熱さや酸・アルカリにも強く、堅牢で傷つきにくいのが特徴です。

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硯(すずり)
展示品は石巻市の雄勝(おがつ)石を使用した蓋付の雄勝硯です。雄勝硯は600年の歴史を誇り、経済産業大臣指定伝統的工芸品や地域団体商標に登録指定され、かつては国内90%以上のシェアを誇りました。その後、東日本大震災で被害を受けましたが、現在、多くの人々の協力のもと、生産が再開されています。光沢・粒子が均質で、圧縮・曲げに強く、低吸水率で変質しない純黒色の雄勝石は、玄昌石とも呼ばれ、硯の他にスレート材として東京駅赤レンガの屋根にも使われています。また、石肌の模様はいつまでも見飽きることのない優雅さを備えています。

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凧 (たこ)
上総(千葉県中部)には、男の子が生まれるとその子の健康と出世を祝って、端午の節句に凧を揚げるという風習がありました。上総凧には「角凧」と「袖凧(長南トンビともいう)」があり、「袖凧」(そでだこ)は山側の地域で揚げられ、大工の印半纏(しるしばんてん)をヒントにしたのが始まりとされています。袖が四角で着物のような独特な形を持ち、大きなウナリをつけ、紙尾のないのが特徴です。展示品の袖凧は市原市在住の金谷司仁氏が製作したもので、千葉県指定伝統的工芸品に選定されています。紅緋色と白の彩りは、揚がったときに空の青と見事なコントラストを生み出します。

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手ぬぐい(てぬぐい)
古墳時代から神事の儀礼装飾具として使われていたといわれる「手ぬぐい」。江戸時代になると綿の栽培が盛んになり、庶民にも広く普及しました。ものを拭いたり包んだり、様々な形で使われてきましたが、染色技術の進歩とともにデザインも多種多様に花開いていきました。歌舞伎役者や落語家が名刺代わりに利用したり、贈答品として人気を集めるなど、手ぬぐいの用途は多方面に及びました。春の七草が描かれた展示品は、七種の若菜を竹籠に入れ、春の訪れを祝っています。

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日本画(にほんが)
気品高い美人画を描き続けた上村松園(しょうえん)。『松園の前に松園なく、松園の後に松園なし』とまで言われ、女性初の文化勲章を受章した画家です。展示品の「牡丹雪」は69歳の時の作品です。大胆な構図、深閑とした雰囲気、奥ゆかしく気品に満ちたこの作品は、陸軍献納画展に出品され、大絶賛を浴びました。松園は古傘を差した美人画を多数遺しておりましたが、展示品はその代表作として知られています。冬のなごりの牡丹雪が舞い散る中、急かされるように歩を早める二人の女性が描かれています。
山種美術館所蔵 ※展示品は複製です。


京葉銀行:千葉市中央区
Panasonic LUMIX GH3 14mm-140mm(35mmフイルムカメラ換算 28mm-280mm)
2016.01.21 撮影
【 2016/01/22 (Fri) 】 日本の伝統 | TB(0) | CM(0)
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千葉市に住み39年、気侭にデジカメ散歩を楽しむ、のぶさんは、孫から、ジイジと呼ばれております。
これからも、元気の証としてブログに写真投稿を続けます。(2015.06.16)

写真は、桔梗の花 
 2010.07.08 撮影

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